能登半島地震について
あけましておめでとうございます。九代目和助の佐藤はじめです。
本年もご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。
1月1日に発生いたしました能登半島地震に際して、犠牲になられました方々のご冥福をお祈りいたしますと共に、ご家族やご遺族の皆さまには謹んでお悔やみ申し上げます。
元旦は、お刺身やオードブル料理のご注文をいただいておりまして、朝から調理場で仕事をしていました。
4時過ぎにお刺身の盛り付けをしていると地面が揺れ始めました。「あっ、地震かな?」と感じてから徐々に揺れが大きくなり立っていられないほどなりました。揺れは収まらず、このままお店が潰れてしまうと恐怖を感じました。
東北大震災の時も相当揺れましたが、恐怖は今回の方が大きかったです。
何度か強い余震もありましたが、建物の点検をしたところ被害はひとつも無く、鏡餅のみかんさえ落ちていませんでした。
すぐに断水したので、民宿のお風呂のお水をバケツに汲み、トイレ用に備えましたが、3時間ほどで復旧しました。
今回の地震では、津波からの避難指示が出ていましたが、お料理を受け取りに来られるお客さまがいまして避難しませんでした。
津波自体はそれほど大きくはなかったから良かったものの、とても反省しています。
災害が起こった時はどうすべきかをもっと勉強し、適切な行動が出来るよう従業員と話し合い徹底したいと思います。
災害が発生する時はお客さまが居ない時ばかりではありません。お客さまをどのように避難させるか。従業員の安全をどう考えるか。今回の地震ではその部分を強く感じました。